青果の鮮度と生産者の意気込みを全国の食卓へお届けいたします。

　6月20日（土）午前5時30より田崎市場で、白坪小学校の生徒および保護者の方々約120名が3班に分かれ、魚や野菜・果実のセリの様子・流通について見聞を広め、市場で働く人々の様子を見学するという目的で見学会が実施されました。

　当社では、セリ場とバナナの加工場を見学してもらいました。

　初めに朝6時から行われているセリを見学されました。セリ場には、田崎市場で認められた仲卸・小売商(買参人)しか立つことが出来ないセリ台があり、一般の人が普段立つ事ができないセリ台に実際上がってもらいました。

　実際のセリを見学されて、生徒および保護者の方々も活気あるセリ風景に圧倒されている様子でした。

　バ ナナの加工場では、入荷から加工、販売まで一連の流れの説明を行いました。

　バナナは緑色の状態で入荷された後、バナナ熟成装置に入れ、エチレンガスを投入し、5日～6日程度の色付加工を行うことで、スーパーなどで見かける黄色いバナナへと完成していきます。このような説明を行っている中で、実際入荷して間もなく、販売状態でない緑色のバナナを試食してもらい、「固い、臭い」と叫んでいる生徒さんもいらっしゃいました。

　見学の最後には、美味しいバナナを皆さんに食べてもらい、無事見学会を終えることができました。今回の見学会では、保護者の方々よりも生徒さん達から、担当者が回答に困るくらい鋭い質問が飛び交い、田崎市場で行われている色々な事に興味を示してくれたようでした。見学会の経験が少しでも意味あるものになってくれればと思います。